ヨガとは...
ヨガをこれから始めようと思っている人からこんな質問を良く受けます
体が硬いんですが…ヨガ出来ますか?って
私も30年前にヨガブームが来た時(;^ω^)
ジムもなければ、ヨガスタジオなんて埼玉の田舎にあるわけない
本を買ってお手本通りにポーズをとろうと思っても
全然ポーズが取れず一瞬でやめた記憶があります。
40代の時地元にフィットネスクラブができ、そこのヨガレッスンにでた時
頑張って先生と同じポーズをとろうと毎回足プルプルさせていてヨガなんて
つらいスポーツだなって思ってました
そしてそこから10年後...
バンコクでヨガティーチャートレーニング講習を受けて
今までの考えが間違っていたことに気づきました。
なので今回はヨガとは...というお題でお話したいと思います
ヨガとは...
ヨガという言葉は「縛る」「結ぶ」「つなぐ」「注意を導き、集中する」「使い、かつ応用する」というような意味のサンスクリット語 ”ユジュ”に由来していて
「結合」「交わり」という意味があります。
ちょっと宗教的になってしまいますが、インド哲学のうちの一つです。
ヨガ哲学は奥が深くなるのでここでは説明しませんが...
興味のある方は👇どうぞ
では、何と結合・交わるのか?
ボディー(体)・ハート(感情的な心)・マインド(知的な心)
「自分の内側にある、純粋で神聖なる存在」
身体と心をつなげ、そして心と魂を調和する
私たちは心配事や不安、心の葛藤、劣等感、過去のトラウマなど
心の中で不の思考が生み出されると心が不安定になります。
また、様々な欲望の対象物にも振り回されがちです。
ヨガを続けていると人生の矛盾に対する内面の葛藤を和らげる能力が育ちます。
心理的な悲しみ喜びにも耐える力がついてきます。
情報化社会の現代では、心にかかる負担・ストレスはより複雑になってきており
ヨガはそんな不安な心を静め、心のコントロールが出来るようにする修行なのです。
修行と言ったらもっと敷居が高くなってしまいますね...
私は理想の自分に近づける練習と思っています。
ヨガプラクティスはボディー・ハート・マインドを高めるトレーニングなのです。
ヨガの段階
ヨガをするにあたっての8つの段階という教えがあります。
ヨガを通してより良い生き方をするための8つの段階式訓練法です。
一段階目…ヤマ=禁戒(きんかい)
慎むべきこと・道徳律
暴力を振るわず、思考言動を偽らず、盗まず、何事も度を越さず、所有欲を持たず
二段階目…ニヤマ=勧戒(かんかい)
守るべきこと
純粋さ、満足、苦行、聖典学習、常に聖なる存在を意識して生きること
三段階目…アサナ=対位法
正姿勢と動作の訓練・ポーズ
四段階目…プラーナヤーマ=呼吸法
呼吸のコントロール
五段階目…プラティヤハーラ=制感(せいかん)
五感を内に向かわせ心を鎮めること
六段階目…ダーラナー=凝念(ぎょうねん)
集中
七段階目…ディヤーナ=静慮(じょうりょ)
瞑想
八段階目…サマディ=三昧(さんまい)
深い瞑想によってもたらされる意識を超えた自他一如の状態のこと
超意識
このようなステップを踏んで修行を進めれば、心と体をコントロールでき
精神と肉体のエネルギーを霊的エネルギーに転じることによって
思考の波を制する方法を教えてくれています。
現代のヨガはポーズに重点を置いたものが主流ですが、元々は瞑想や哲学的なヨガが主流だったとの説です
三段階目のアサナがヨガのポーズですね
4段階目の呼吸から5・6の五感、集中へとつながり、これらはすべて瞑想への準備段階になります。
なんだか難しくなってしまいました...
と説明が長くなりましたが、
体が硬いんですが…ヨガ出来ますか?
ヨガは柔軟性を気にして行なうものではありません
人と比べたりせず、大切なのは、自分の心と体の声に耳を傾ける習慣をつけること、
決して無理をせず、心と体と呼吸が快適で安定するように意識を向けま行えばいいんです。
0コメント